エッセンシャルオイルの基礎知識:
エッセンシャルオイル(精油)とは

ハーブなどの自然植物から抽出された「エッセンス」「揮発性油」と呼ばれる物質が“エッセンシャルオイル(精油)”です。
精油は植物繊維の中にある脂腺または液嚢にたまっており、その機能は、授粉を進め、植物の生存を助け、捕食者の攻撃を避けることにあると考えられています。
精油は200種類ほどもあり、次のように植物の様々な部分に含まれています。
ラベンダー、ローズ→花 ・レモン、オレンジ→果皮 ・ユーカリ、レモングラス→葉 ・ブラックペッパー→液果 ・フランキンセンス→樹脂 ・サイプレス→球果 ・サンダルウッド、ローズウッド→木部 ・ジンジャー→根茎 ・ベチベール→草の根
・カシス→つぼみ など
特殊なのはオレンジの木で、異なった薬効の3種類の精油が採れます。
・ネロリ→花(鎮静効果) ・プチグレン→葉(神経調整作用) ・ビターオレンジ→果皮(リフレッシュ作用)

植物から採れる精油は非常にわずかで、とても価値の高いものです。
たとえば、1tのラベンダーから約3ℓの精油が、ローズにいたっては1滴の精油を採るのに約50本分の花びらが必要となります。
土地、気候、抽出の方法により、性質も異なってきます。


アロマセラピーで使用するエッセンシャルオイルは「ピュア&ナチュラル」が条件です。“ナチュラル”は人が手を加えた合成品ではない“天然品”を意味します。
“ピュア”は“採れたままのもの”を意味します。
雑貨店などでポプリオイルとかポプリエッセンスとして売られている香料は合成の香料を使っていたり、エッセンシャルオイル(天然植物精油)を用いてるとしても、アルコールなどで希釈している場合があります。

エッセンシャルオイルとは成分調整をしていないものをいいます。
たとえば、レモングラスの精油に80%含まれている主要成分のシトラールは、このシトラールのみを抽出して使用すると皮膚アレルギーを起こすのに、精油をそのままの形で用いるとアレルギーは生じません。これは、シトラールの望ましくない作用(副作用)を未然に防ぐ働きが、残りの20%の成分中にあると考えられます。
このような自然界の絶妙なバランスを大切にし、その恩恵を自然のまま利用しようという基本的な考え方から、アロマセラピーでは自然界にあるものをそのままの形で丸ごと使うという鉄則になっているのです。

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